株テーマ:マグネシウム電池の関連銘柄

 

アセットアライブ株式情報(2023年8月時点)

https://www.asset-alive.com/thema/?mode=show&tid=1331

 

 

■ 「藤倉ゴムが東京工大の矢部教授と共同で、マグネシウムを電極に使う新型電池で自動車の走行実験に成功。矢部研究室ではフィルム型マグネシウム電池、携帯電話用マグネシウム電池などを研究しており、携帯用の超小型電池では1ヶ月充電が不要となるという。」

 

■「古河電池は2012年1月に、東北大学、産業技術総合研究所とともに、「世界初の高性能マグネシウム燃料電池を共同開発。据え置き型電源のほか、電気自動車用電池として、1年以内の商品化を目指す」と発表」

 

■「古河電池と凸版印刷は、世界初となる紙製容器でできた非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」を平成26年12月に発売開始。」

 

■「日本金属は、新開発した「マグネシウム合金二次電池負極用新合金」のサンプルを21年1月に企業や研究機関の開発者向けとして出荷する。」

 

■「トヨタ北米先端研究所と米ヒューストン大学が新型のマグネシウムイオン電池を開発した。」

 

↑トヨタ関連の情報を検索すると,最近では,

 

023/06/24 19:30

―トヨタ“技術的ブレイクスルー”発見、官民一体での取り組み加速で再評価―

https://minkabu.jp/news/3639910

「車載電池の開発を巡る動きが官民で広がっている。トヨタ自動車 <7203> [東証P]は13日に次世代電池の本命と言われる「全固体電池」の実用化を目指す方針を明らかにした。従来の リチウムイオン電池の性能向上も同時に進め、電気自動車(EV)の更なる販売拡大につなげる狙いだ。直後の16日には経済産業省がトヨタの電池開発に1000億円規模の補助金を出すと発表。」

 

↑全固体型 リチウムイオン電池に関するものとなっている。

 

 

マグネシウム系の電池に関しては,

2011年1月11日 11:02 JST

トヨタ:高性能マグネシウム電池を開発中-リチウムの代替品

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2011-01-11/LETIA91A74E901

「マグネシウム電池か代替材を使用した電池を搭載した自 動車は2020年ごろまでに準備が整う可能性があると話した。また、米 国トヨタではこのほか、アルミニウムおよびカルシウムについても潜 在的電池材料とみなしていると述べた。同氏によると、日本の技術者 らは国内で「リチウム空気および金属空気」電池の研究も進めている。」

 

↑マグネシウム系の電池に関する,開発進展情報はあまり検索で出てこなかった。

 

■「ワイエイシイ HDは、マグネシウム電池について、22年3月に量産試作品を完成させ、来年度第1四半期末を目途に量産化開始を目指している。」

 

ワイエイシイ HDとマグネシウム電池で検索すると,例えば,

 

ワイエイシイ、マグネシウム電池OEM供給

日本経済新聞,2022年2月4日, 

ワイエイシイホールディングスは4日、今夏にも次世代型電池の一つ、マグネシウム電池のOEM(相手先ブランドによる生産)供給を始めると発表した。スタートアップ向けにまず家庭用非常用電源などに使える小型電池を手掛け、電気自動車(EV)などでの使用を見込んで長時間利用タイプの開発も進める。マグネシウム電池は電極にマグネシウム板を使い、塩水などの電解液を使って電流を生じさせる。マグネシウムは海水に豊富に含まれ、再利用も可能なことや、リチウムイオン電池に比べ、発火の危険性も低いことから次世代電池の一つとして注目されている。ワイエイシイは従来のマグネシウム電池より高い電圧の12ボルトで、毎時250ワットの電力を供給する小型電池をOEM生産する。3月中に試作し6~7月までの量産開始を目指す。大きさは奥行き230ミリメートル、幅160ミリメートル、高さ105ミリメートルで、重さは1.5キログラム。」

 

↑これは従来から知られているマグネシウム一次電池に分類されるものだろう。

 

各部に新たな工夫や知財的な因子はあると思われるが,

↓このタイプの基本形は,以下のものと思われる。

 

マグネシウム一次電池は 1943 年に初めて商品化され 、1.6 V の電圧プラトーを提供し、軍事および航空宇宙のバックアップ電源に広く使用されています」

50周年: 一次電池: 塩化銀・マグネシウム予備電池に関する記念号

 

↑かなり以前に特許は切れていると思われるので,様々な工夫を加えた電池が,商品として出てくることもあり得るのかもしれない。

 

先の日経の記事では,

供給先は次世代電池などを手掛けるスタートアップで、家庭用非常電源のほか、医療機器用非常電源、ドローン(小型無人機)の電源などの利用を想定している。売上高の目標は未定だ。

並行して開発を進めるEV向けのマグネシウム電池は、電極となるマグネシウム板を入れ替えることで、長時間使えるようにする方式という。」

とされている。

 

↑以上を見ると,やはり,現時点で実用化されているものは,マグネシウム一次電池系のものとなっており,マグネシウム二次電池系は,研究開発段階にあるようだ。

 

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