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先日の2024年第71回応用物理学会春季学術講演会では, ”セッション1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境”で,”マグネシウム、亜鉛およびアルミニウムを負極とした多価金属-ヨウ素イオン二次電池”というタイトルで報告を行いました。これまでに研究開発を行ってきた平面型マイクロスーパーキャパシタも,現在検討を進めている全固体型多価金属ヨウ素イオン二次電池も,環境発電用蓄電デバイス,ワイヤレス給電用蓄電デバイスを目指したものとなっています。それら薄型・フレキシブルな蓄電デバイスの応用分野としては,ウェアラブルデバイスを想定しているため,蓄電デバイスの安全性は重要なファクターであり,LiやNa以外の金属を用い,非液体電解質系での検討を進めきております。

 

上記の研究目的から,今回の応物では,「シンポジウム:エネルギーハーベスティングのフロンティア ーGXに挑戦する若手研究者たちー」およびEnergy harvesting関連の種々セッションを,非常に楽しく聴講させていただきました。Energy harvesting,環境発電は,かなり以前から研究が進められてきている分野ではありますが,今回の講演を聞いていて,トリリオンセンサーネットワークからなるスマートシティーの実現が,すぐそこまで来ていると実感することができました。

 

今回の応物に参加してみて,環境発電,ワイヤレス給電,それらを”目指した蓄電デバイス”という言葉だけで済ませるのではなく,実際にそれらの発電系に,自分たちが研究開発を行ってきた平面型マイクロスーパーキャパシタや全固体型多価金属ヨウ素イオン二次電池を組み込んで充放電特性を見ていく必要性を強く感じました。

 

ということで,まずは,振動発電系のセットアップからスタートしました。なにぶん振動発電デバイスに関しては素人なもので,Webで公開されている様々な情報を学ばせていただきました。ここに感謝いたします。(2024.4.6 渡辺)